26 3月

「『共生』」の美辞句に違和感あり」

私が与えられた出会いの中でよく美辞の如く使われた言葉がある。
それは、「共生」。つまり、「共に生きる」である。この言葉に私は違和感を覚えていた自分史がある。
足を踏んでる者が足を踏まれている存在に「共生」を促している現実があったからである。
私は次のように受け取ていた。
「共生」とは、「個」と「個」が「共に生きられない」現実的弱さに立ち返ることであると。
故に「共生」とは、社会的弱者・性的弱者の足を踏んでいる存在であることから解放=脱出することが「共に歩むことなり」である。
それが「共生」の第三の道を拓いていく。